孫文記念館30周年記念誌について
創立30周年に寄せて
移情閣友の会会長 林 同福
孫文記念館が創立30周年を迎えられたことを心よりお慶び申し上げます。
楼閣の「移情閣」という別称は窓から六甲山地、瀬戸内海、淡路島、四国と移り 替る風情を楽しめることから名づけられ、日々市民の憩の場となっています。
又、風光明媚な舞子公園には移情閣以外にも時代、建築様式の異なる歴史的建築物として、旧木下家住宅、旧武藤山治邸が一般公開され、これによって移情閣自体の存在が更に多くの人々に知られ、これ迄以上に国内外から足を運んで頂けるのではないかと期待をしております。移情閣友の会は孫文記念館の開設に当たり、財団法人設立準備委員会須田勇委員長の呼び掛けにより、須田委員長を初代会長として、近隣の人々が集まって組織された市民団体です。
移情閣友の会も孫文記念館と共に歩みを進め、本年設立30周年を迎え、二重の喜びを覚えております。
移情閣友の会は移情閣を拠点として、公益財団法人孫中山記念会の目的とする日中文化交流を市民段階で実施し、日中並びに国際間の文化交流活動を通じて、会員相互の親睦を図る事を目的としています。これらの目的を果すべく特別講演会、文化講演等の公開講座、移情閣まつりを通じて市民との交流、会員親睦活動など、多岐に及んでいます。又友の会は、囲碁、越劇、コーラス、太極拳、二胡等会員一人一人のニーズに答えた同好会活動を展開しています。会員一人一人の前向きな参加により行動した充実感を得ると共に、友の会への所属意識も高まるものと思います。
さて、孫文は日本訪問のうち神戸に18回訪ずれています。辛亥革命後の1913年3月、日本公式訪問していた孫文は神阪中華会館で、在神華僑からの歓迎を受けました。その地は私が理事長を仰せつかる現在の神戸中華同文学校で、学校創立100周年(1999年5月28日)記念として学校南西外壁に「孫中山先生来訪之地」の銘版を設置しました。内外の皆さんが見学に訪ずれて頂き、移情閣と共に孫文ゆかりの地の一つとなっています。
今後とも私達友の会会員は孫文の偉業を学び、移情閣を中心とした様々な文化活動、親睦活動を通して日中友好、中日親善にいささかなりとも寄与貢献すべく努力していきたいと思います。
この度、『孫文記念館30周年の歩み』が届きました。林同福会長の寄稿をご紹介いたします。
(PDF: 251.5KB)
移情閣,孫文,記念館
Posted by 移情閣友の会 at
2015年07月24日 12:39
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