台湾交流音楽会の旅を振り返って~
「素朴なキラキラを浴びながら~台湾演奏旅行を振り返って~」
友の会会員 新渡戸涼恵
『素朴』今回の台湾での演奏旅行を振り返る時、真っ先に浮かび上がる言葉。
音楽会の会場となった国立国父紀念館には8.9メートルもある孫文のブロンズ像があるのだが、大きさの迫力はあっても不思議と威圧感はなく、広い温もりに満ちた空気の循環を感じた。きっと人柄国柄に拠るものなのだろう。
大変有り難いことに、紀念館側や地元メディアに想像以上の歓迎を受け大成功でコンサートの幕が下りた。
個人的には「阿里山之歌」を国も出演者と聴衆の枠も超えて、自然に手拍子を打ちながら笑顔で一緒に歌ったことが深く印象に残っている。
音楽を通じてだけでなく、歴史において日本と台湾は幾度となく絆を育んできた事実がある。八田與一と鳥頭山ダム。ご先祖様である新渡戸稲造と糖業博物館。どうしてもこの目と足で尋ねたかった。
現地に生きている人との触れ合いが、自分の人生と呼応する。”目を合わせた時の表情…握手した時の肌のぬくもり”真の交流とは、 やはり人と人なのだろう。
身勝手な単独行動をお許しいただいたこと、殊に台南出身の後藤みなみ女史には、大変お世話になり、心から感謝申し上げたい。
再び合流した翌日、阿里山のご来光に手を合わせることが出来た。神秘的な光に包まれながらあの時の歌声と手拍子が蘇る…。
どんなに時代が過ぎようとも変わらない心の交流。孫文が日本に導かれたように、私達一行も台湾に導かれた。身の引き締まる思いである。
帰り際に三上隆様からお誘いを受け、移情閣友の会に有り難く入会させていただいた。
この旅をきっかけに、これからもご縁を育んでゆけますように!
改めまして、宜しくお願い申し上げます。
移情閣,孫文,記念館
Posted by 移情閣友の会 at
2016年09月01日 19:02
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