移情閣友の会

神戸舞子学院2周年記念文化史セミナーを終えて


 早いもので西舞子の地に、ささやかな国際文化の交流拠点「神戸舞子学院」をオープンして2年経ちました。友の会顧問の山田敬三先生を中心に友の会員数名と講師先生方の献身的な協力を得て、各種文化講座や語学講座、マンツーマンの個人レッスン、留学前語学指導など多彩な活動を進めてきました。移情閣友の会の皆様のご支援も頂き、お陰様で3年目を向えることになりました。紙面を借りてお礼申し上げます。

 さて、記念行事として、10月1日に文化史セミナーを開催。50人近い出席という満席、盛況の中で、中国伝統文化に親しんでもらいました。
「中国浙江省・紹興の文人―王羲之と魯迅」をテーマ―に、 (一)蘭亭の序をめぐって・・・・・・・魚住卿山(神戸大学名誉教授)13:30~  (二) 魯迅のなかの漱石・・・・・・・・・山田敬三(神戸大学名誉教授)15:00~ 

~紹興酒で有名な「酒都」紹興市は文人排出の地でもあり、今回は、ご専門の王羲之と魯迅を詳しく紹介されました。講演の中で、「書聖」と称され、政治家でもある王羲之が書道史上最も有名な書作品「蘭亭序」の舞台、「蘭亭」や、文豪魯迅の生家や彼が学んだ「三味書屋」などなど・・・。魚住先生からは、浙江省の地図や王羲之の家系図など見ながら、動乱時代の苦悩多き生涯を送った王羲之の知られざる実像と書法の魅力,後世への影響などなどを多面的に面白く説明されました。

 山田先生からは、魯迅が留学時代に夏目漱石の旧居に住んだこともあり、1902~1909年魯迅は日本留学、1900~1902年漱石は英国留学、共々、海外で青春の歳月を過ごした両文豪の比較論、魯迅の中の漱石について、詳細な論説があり、ともども、興味のあるお話となりました。

 熱のこもった講義の一方で、講演会場には、楓橋夜泊の拓本、受講生の作品も多数展示され、友の会会員である東洋文化とお茶楽しみ会理事長出田恵美子さんが振舞われた中国茶も花を添えました。受講中は質疑応答もあり、皆様には好評を頂き、浙江省・紹興行きのお話も持ち上がるほどでした。(大和 齊 記)
                


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Posted by 移情閣友の会 at 2016年10月31日 12:18同好会
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