移情閣友の会

長寿社会における日中協働について

4月27日(土)神戸大学瀧川記念学術交流会館にて「健康長寿」社会の実現と先端医療分野の国際連携」と題した公開セミナーに移情閣友の会6名が参加しました。「現下の日中関係と各分野における日中協力」などについて理解を深めることができました。

(中国文化同好会 安部 誠 記)

 中国の日本に対する目線や態度の紹介がなされ「令和」が特別nに拒否反応なく受け入れられそうなのは喜ばしい限りです。日中両国の国民感情で、相手国に対し「良い」との印象は中国人には、かなり改善が見られるものの、日本人は低いままであり大きな両者には大きな乖離があります。
 しかし、日中関係が「重要」と考える人は日中ともに7割を超えているという共通点もあり、冷静さも感じられ、今後も難しい局面はありそうですが、民間交流で徐々に改善していくしかなさそうです。
 その他、現下の日中関係では首脳の往来や協力など着実な拡大・強化が図られていることや、健康中国2030建設推進の内容について説明がありました。

講演二番目:「神戸医療産業都市の推進」
「佐藤 岳幸」神戸市 医療・新産業本部 医療政策担当部長
 ポートアイランドの南にポートライナーが延伸され、神戸空港までの途中に理化学研究所や「京」コンピュータがあることは、ぼんやりとは知っていましたが、こんなに発展した医療産業都市が出来ていることは驚きでした。臨床研究・医療の拠点として8つの病院から成るメディカルクラスター、理化学研究所を中心とするバイオクラスター、スーパーコンピュータ「京」を中心とするシミュレーションクラスターで、進出企業・団体3509社以上、雇用者が約一万人規模の都市が形成されています。是非とも、「KOBE BEEF」を上回るグローバルブランド「神戸医療産業都市」を目指して発展させて欲しいと思います。

講演三番目はパネリストの一人で「羅 志偉」神戸大学大学院システム情報研究科教授でスーパーコンピュータ「京」の神戸市への導入を推進に功があった方とのこと。
技術・文明の成長が、自己革新というよりは、むしろ模倣で促進されること、少子高齢化には養子防老(子を育て老人を守る)から養技防老(技術を向上させて老人を守る)へとシフトしつつあるとの説明が興味深かった。

最後のパネルディスカッションでは、日中関係や神戸医療産業都市の実情について活発な質疑応答がなされました。
                                     
移情閣,孫文,記念館
Posted by 移情閣友の会 at 2019年06月11日 15:49友の会交流広場

古代の都・長安を訪ねて

 かつて千年以上にわたって中国の都であった長安(現代の西安)を訪れました。今から45年前、2200年ぶりに地下から発掘された秦・始皇帝の兵馬俑、歴史博物館、玄宗皇帝の妃となった楊貴妃の住んでいた華清宮、歴代の書家による名筆が石碑に刻まれている西安碑林などを書家である魚住講師と日中文化史を専門とする山田の二人でご案内しました。
 西安は1941年に張学良や楊虎城が上司の蒋介石を逮捕して抗日戦争を迫るという事件(西安事変)のあった土地でもあります。東の都・洛陽に対して西の都とも呼ばれており、東西の都を同時に訪れたいという希望も出ていましたが、日程の関係で今回は西安だけの旅になりました。来年、できれば洛陽を訪問したいと考えています。(友の会顧問 山田敬三)




移情閣,孫文,記念館
Posted by 移情閣友の会 at 2019年06月11日 15:10同好会

台湾交流の旅

移情閣友の会・国際音楽協会のみなさまとの台湾旅行          谷 忠義

 予てより希望して居た年外の台湾旅行が後藤 みなみ様よりご案内いただき、この度校もうすることができました。私は以前より故宮博物館の展示品の見学をしたいと思っておりましたので、その念願を叶えることができたことは何より嬉しかったです。
 台湾は1945年8月15日までは日本国でありました。街の看板文字は漢字で何の違和感もなく、各地を観光することができました。但し中国語のため不自由であり、語学勉強不足を強く感じました。特に日本の寺院風の立派な建築物を、大変多く見ることができました。 そして銀行や証券会社が各所で営業され経済の豊さを肌で感じることができました。
又、八田輿一様のダム建設状況を記念館において盛ることができ、事のほか感動いたしました。それに各所には記念館や博物館・特に国父紀念館における衛兵の交代式が、規律正しくきびきびとして行われ、今尚目前に浮かんできます。それに私は先の大戦により、父が戦死しましたので忠烈祠へ行って、本殿一番奥の拝殿において詩吟“九段の桜”を吟じ、戦没者に対して哀悼の誠を捧げることができ、戦争の悲惨さや命の大切さをより強く感じるができました。
 そして故宮博物館は見学時間が短く残念でした。次回改めて1-2日の予定を組んで、訪問したいと思っております。総統府の1階見学も大変良かったです。さて今回の参加者の中で渡しは高齢者2番であったので、皆様方に大変ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。お陰様で無事旅を過ごすことができたことに対し、心より深く感謝申し上げます。

台湾旅行記  小路 力子

移情閣(孫文記念館)友の会と国際音楽協会の共催で、台南・高雄・台北の行程ではじめて台湾へ行ってまいりました。
台南市の街で、南国らしい蒸し暑い中、緑豊かな公園に巨大な白亜の奇美博物館でのコンサートにて、日本の歌演奏は素晴らしく、許文龍ご夫妻は感涙、周りの多くの方々も拍手喝采、合唱されたりと日台交流がなされ、感動しました。
因みに奇美博物館は家電などに用いられる高級プラステックのABS樹脂製造「奇美実業」の創業者許文龍氏(91歳)が設立、「貧しい家庭で育った子どもにとって海外に行き堺のの武術品に触れることは難しい」という問題意識から、世界から一流の芸術作品を集めた。
「永久に大衆のためにあれ」をモットとし、台南市民は入場無料と、これは許氏が幼い頃、日本統治下に設立された台南博物館に無料で入れたことから、毎日通った原体験があるからだと毎日新聞2019.4.25(木)記事より。 楽しい台湾旅行ありがとうございました。


移情閣,孫文,記念館
Posted by 移情閣友の会 at 2019年06月11日 15:00友の会活動
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